翻訳を頼む前に知っておこう! 中国語翻訳の基礎知識

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中国語漢字には2種類ある?!『簡体字と繁体字』

中国語のWEBサイトを見ていると「繁体字」や「簡体字」という表示があるのを見たことがありませんか?中国語には同じ中国語でも「繁体字」と「簡体字」の2種類があって、使い分けられています。もともとは「繁体字」一種類だけで表記されていたのですが、中国が国家として文字普及率の向上を目指して、歴史がある難しい漢字を簡略化した「簡体字」という文字が考案されました。

ちなみに英語で「繁体字」を表現すると「Traditional」、「簡体字」を表現すると「Simplified」となります。その通り、「簡体字」の方が画数が少なく覚えやすい漢字になっていますが、日本人から見ると「簡体字」の方が日本語の漢字に近いので意味を想像しやすくなっています。たとえば、日本語で「歓迎」という文字を、繁体字で表現すると「歡迎」 、簡体字で表現すると「欢迎」となります。字で比較すると一目瞭然ですね。このように同じ中国語でも使用している文字が違うということをしっかり把握しておいてください。

中国語翻訳で気をつけたい事

さて、この「簡体字」と「繁体字」を中国語を使っている文化圏で解説してみましょう。中華人民共和国全体とシンガポールでは「簡体字」が使われ、香港・マカオ・台湾では「繁体字」が使われています。

したがって、中国語に翻訳するときには、その翻訳物がどのエリアで使われるかによって、「簡体字」および「繁体字」のどちらで翻訳するかが変わってきます。利用エリアによっては両方必要になるケースもあり得ます。ですから、翻訳した文章がどのエリアで、どのように使われるかを確認しておくことが中国語翻訳をする前の重要ポイントになります。

また、「繁体字」と「簡体字」を単純に漢字を変換すれば、いいのかといえばそうではありません。漢字を変換しただけでは不自然な表現になる場合があります。日本語の中でも古い言い回しが使われなくなっているということがありますが、中国語の言葉の使われ方の時代とともに変化しています。ですから、それぞれの地域向けのネイティブによって、「繁体字」と「簡体字」も同様に微妙な言い回しが異なってくることを認識しておきましょう。

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